【不登校】「見守る」と「放置」の違いとは?

こんにちは。

不登校の子を持つ、過保護や過干渉の傾向がある親御さんに対して、カウンセラーなどから
「今はお子さんを見守ってあげてください」
と言われることがよくあると思います。

そんなとき、
「見守る」ってどうすればいいの?
子供の好きにさせて放っておけばいいということ?
と、戸惑われている方からよくご質問をいただきます。

そこで、今回は「見守る」ことと「放置」の違いについてお話します。

「見守る」と「放置」の違いそれは・・・


子供の意思を尊重しながら、子供を適度な距離感で気にかけている」か

子供のしたいようにさせるだけで、知らん顔している」か

の違いです。

辞書で調べてみると
見守るとは ”無事であるように注意しながら見る、なりゆきを気を付けながら見る”
放置とは ”施すべき処置をしないでそのままにしておくこと”
とあります。

幼い子が公園で遊んでいるシーンを想像してみましょう


すべり台で遊びたいという子供に

Aさんは
「すべっているお友達の近くに行くと危ないから列に並んで順番にすべりなさいね」
とだけ言って少し離れた場所から子供の様子を目を離さずに見ています。

Bさんは、
「そっちにいったら危ないからこっちから並びなさい」
「すべるときは頭からではなく座ってすべりなさい」
「土がついたら服が汚れるから土をはらってからすべりなさい」
などと、ずっとそばについています。

Cさんは
「いってらっしゃーい」
とだけ言って、子どもから離れた場所で知り合いとのおしゃべりに夢中になっていたり
携帯を触っていたりして子供を見ていません。

この場合、子供を見守っている状態なのは、Aさんだとおわかりになりますよね?

Bさんは過保護、過干渉です。

Cさんは、子どもの好きなようにさせるだけで、
子供の様子に気を配っていない状態ですから放置していると言えるでしょう。

なぜ過保護や過干渉傾向の親御さんが戸惑ってしまうのか

過保護や過干渉傾向の親御さんは、先ほどの例のBさんのように
子供が困らないように先に手を差し伸べてあげることが
子供のためだと考えていたり
自分の都合に合わせて子供をコントロールしている傾向があるためです。

そのため、子供との適切な距離感がわからない状態になっています。

だから、見守りましょうと言われてしまうと
子供に対して何も言ってはいけない
ただ、子供がしたいことをやらせておくしかない

そんなふうに極端にとらえてしまうのです。

見守らずに放置しているとどうなる?

子供は自分のやりたいようにさせてもらえることに最初は喜びを感じるかもしれません。

しかし、それが続くと今度は
「自分は放っておかれている」
「自分は親にとって必要のない存在なんだ」

というように見捨てられたと感じたり、愛されていないと思うようになります。

子供との適度な距離感をたもつ

干渉しすぎず、かといって放ったらかしにはしない

適度な距離感で子供に関わる」こと

これが見守るということに繋がります。

子供の意思を尊重するところと
親が毅然とした対応をするところとの
境界線を自分の中で決めると良いと思います。

つかず離れずのほど良い距離感

これが親子の信頼関係を構築するうえでも大切なことになります。

まとめ

人生は選択の連続です。

子供が自分自身で選択したり決断したりする経験を積むことで
自分の人生への責任感や物事に対する自主性が育まれていきます。

子供がしっかり自分の人生を
自信をもって生きていくことができるように
ほど良い距離感で見守ってあげてくださいね。


子供とのほど良い距離感がわからない
うちの場合は見守りができていることになるんだろうか・・・

そんな不安のある方は、お試しセッションに申し込まれてみてくださいね。



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