【毒親】毒親化してしまうのはなぜ?根本原因となりうる4つの要素

今回は、お子様をお持ちの親御さんで、親子関係のお悩みを抱えておられる方で
”もしかしたら自分は毒親になってしまっているのではないか?”と思われている方
”毒親育ちだから自分も毒親になってしまうのでは?”と不安を抱えておられる方
などに向けたブログ記事になります。

「毒親」

あまり口にしたくない、聞きたくない言葉ですよね。
初めから毒親になりたかった人なんていないはずです。

子供を一生懸命育ててきた。
子供に自分なりの愛情をたくさん注いできた。

それなのに、子供との心の距離はどんどん離れてしまい
親子関係がぎくしゃくしてしまって会話もできない状態だったり、
子供から「毒親」と言われてショックを受けたり、
子供が不登校などの問題を抱えてしまっていたり…

このような状況になってしまってから
もしかして自分は毒親なの?と考え始めたという方が多いのではないでしょうか。

そんな方は、もしかしたら、これからお伝えする要素を持っているかもしれません。
チェックしてみてくださいね。

要素1 愛着障害

愛着障害とは簡単に説明すると
乳幼児期に何らかの原因により、
母親や父親など特定の養育者との愛着形成がうまくいかず
問題を抱えている状態のことを言います。

このような状態のまま大人になった方は情緒の面で、
「0か100」「白か黒」「良いか悪いか」といった
物事を二つの選択肢でしか判断できない”二極化思考”になりやすく、
怒りがコントロールできなかったり、過去に捉われていたりします。

また、対人関係などにおいては、
極端に人の顔色をうかがったり、
人との程良い距離感がわからず良好な人間関係を築きにくい
というようなことがあります。

そのため、パートナーや自分の子供にどう接すればいいのかわからなくなり
自分を責めてしまうというような傾向があります。

要素2 アダルトチルドレン

アダルトチルドレンとは一言で表すと
肉体的・精神的虐待や過干渉など様々な家庭環境、問題を持つ親の元で育ち、
トラウマや問題を抱えたまま大人になった人のことを総じて使う言葉です。

愛着障害にあてはまる場合は、
アダルトチルドレンの要素も併せ持っている場合が多いです。

ですから、自己肯定感が低いために、なんとなく生きづらいという思いを抱えていたり、
必要以上に明るくふるまい自分を犠牲にすることで承認欲求を満たそうとしたり
パートナーなど特定の人に依存しやすくなったりする傾向にあります。

そしてそれは子供に対しても同じで、
”私はあなたのために親としてこんなに自分を犠牲にして頑張っているのだから
あなたは私の言うことを聞いてあたり前なのよ”
という感じで、子供をコントロールしようとしてしまうような面があります。

要素3 規範意識が強い

規範意識とは
道徳・倫理・法律等の社会のルールを守ろうとする意識のことを言います。

この規範意識が必要以上に強い人は
「〇〇すべき」「ねばならない」という”べき・ねば思考”と言われるような
思い込みが強いです。

生真面目で頑固者という言い方もできるかもしれません。

これも、愛着障害やアダルトチルドレンに関係している思考癖の一つです。

ですから、物事を柔軟に考えられず、
子供のやりたいことなどを頭ごなしに否定してしまったりする傾向にあります。

要素4 世代間連鎖

これまでご紹介した要素から、毒親化してしまう背景にある要素はすべて
育ってきた家庭環境が大きく影響していることに気づかれたのではないでしょうか。

そして、あなたもあなたのご両親からされてきたことを
同じように自分の子供にしていたり
自分の親のようにはなりたくないと思い正反対のことをしていたりしませんか?

それはきっと、あなたのご両親も同じで、
あなたの祖父母からそういうふうに育てられてきたか
正反対のことをして育てられたという想像ができますよね。

これが世代間連鎖といわれるものです。

自分の育ってきた環境があたり前だと思っているからこそ起きる現象なんです。

まとめ

あてはまる要素はありましたか?

私は息子が不登校にならなければ、
自分が毒親化してしまった背景にこのような要素があったことに
気づくことはできませんでした。

愛着障害だとか、アダルトチルドレンだとか、
そんな言葉を耳にすることはあっても
自分には全く関係のないことだと思っていました。

自分が育ってきた環境に問題があるなんて考えてもいませんでした。

「厳しい親だったけど、そのおかげで自分はしっかり自立できた」とすら思っていたのです。

でも、それは自分で自分の満たされない思いを
どうにか納得させるために自分に言い聞かせてきただけだったんですよね。

だから、子供に対しても自分が親からされて嫌だったことを
同じように「しつけ」だと思い込んでしてしまっていたんです。

でも、そのことに気づけたからこそ
”変わらなければ”と強い決意ができましたし、
今では毒親から脱却することができました。
そして、本当に良好な親子関係を築くことができています。

毒親を辞めるための第一歩は、自分がどうして毒親化してしまったのかという
根本原因に気づくことです。

気づけたら変われます。
そして、世代間連鎖を止めることもできます。

自分自身の本当の感情と向き合って、
お子さんから信頼される親になって、
幸せな親子関係を築き、世代間連鎖を止めませんか?

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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